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沖縄県の玄関口・那覇市
那覇市には空路として「那覇空港」と航路としては「那覇港埠頭」「那覇新港埠頭」「泊港埠頭」があり、文字通り「沖縄の玄関口」としての役割を持ちます。島嶼県であることから、他府県からの陸路(電車・車など)での侵入は不可能であるため、県内から県外またはその逆でも「空路」か「航路」のいずれかを用います。
国際線航路を持つ那覇空港は、国内でも有数の国際空港でもありますが、本土からの移動者の大半が空路を経由して沖縄に入るため、県外22都市と県内離島9島の間に定期便があります。夏休み期間などには羽田からの深夜便が季節運行、沖縄滞在時間を有効に使えることと安めの運賃が好評を得ています。国際線では台北・ソウル・香港・上海への定期便があります。
県外への移動に関しては所要時間の関係で飛行機での移動がほとんどで、物資によって利用されることが多いようです。しかし離島への移動になると航空便に比べて安価であること、所要時間はかかるが膨大な日数が必要なわけではないことから、行き先によって船便が利用されることが多いです。那覇には3つの埠頭がありますが、航路により利用埠頭が異なるので注意しましょう。周辺離島に関しては泊埠頭から座間味島、渡嘉敷島、粟国島、久米島、渡名喜島、北大東、南大東島への定期便があります。
車社会の沖縄県
沖縄県は鉄道路線がないため、基本的な移動は車で行われます。公共交通機関は那覇市の一部の区間を除いてバスが主流です。那覇市の中心市街地は、戦後スプロール現象による市街地拡大が進んだため、慢性的な交通渋滞が起きています。近年になって古くからの市街地や近隣区域に区画整理のための再開発事業を行っているものの、主要幹線道路の機能を補完する道路が少ないため、幹線道路に負担がかかり渋滞解消が出来ないという問題もあります。
特に国際通りには路線バスが1日1000本以上も通過する形態をとっているため、それが原因となって渋滞を引き起こしています。現在は路線変更を行うなどをして若干軽減はしているものの、市街地におけるバス路線の整理はまだまだ必要という見方もあります。さらに、準公共交通機関としてタクシーの存在もありますが、タクシー台数の増加とタクシー運転手の運転マナーの問題などから、多くの渋滞を引き起こしている場合もあります。市街地の多くの地域においての交通課題はまだまだ多いと言えるでしょう。
これらの問題を解決するために2003年に沖縄都市モノレールが那覇空港から首里までの全長13キロメートルの距離で導入されることになります。しかし空港・小禄の一部、壺川〜県庁前、国際通り〜新都心、古島〜首里という偏った区間であることと、もともとバス利用をしていた人には運賃面でも乗り換えのメリットがあまりないこと、バス〜モノレール間の乗継ぎも負担増になるために、利用する人とそうでない人の差が大きく開いています。モノレール導入前には路線バスの運行などの見直しも同時に行う予定でしたが、乗継ぎ割引分の費用負担をバス会社とモノレール会社との交渉が折り合わず、バス会社の経営上の問題などから破綻しました。
交通マナーの向上を
那覇市内では慢性的な駐車場不足があり、これがさまざまな地域での違法駐車となる問題があります。不定期に取り締まりを強化するものの、あまり解消する傾向は見られず、この違法駐車による事故や渋滞なども引き起こされるために、問題視されることが多いです。また自家用車とともにバイクや原付を利用する人も多く、飲酒運転を防止のための運転代行業者らも時間帯によって増加しますが、全体的な運転マナーはあまり良いとは言えません。主要道路の多くが朝夕の通勤時間帯に大渋滞を起こすこと、公共交通機関であるバスやタクシーの優先意識による運転なども手伝い、自家用車やバイクなどもそれに沿った運転を行うことで起きる渋滞や事故も多く、問題視されています。さらに観光客が運転するレンタカーも道路事情がわからぬまま本土のような感覚で運転したり、カーナビを設定するための迷惑駐車、道路標識に気づかないままの運転などをするために渋滞の原因となることも多く、事故を引き起こす車も少なくありません。道路事情もあまり良くない上に、それぞれが交通ルールや運転マナーを意識しないとこれらの問題は解決しないように見えます。