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那覇市の主な産業

那覇市は観光業が盛んな地域であるため、観光業を中心としたサービス業が多く展開されています。公共交通の便が良く、政治経済・文化の中心であることから、県内外の多くの企業が本社機能を那覇に展開していますが、製造業などの広大な土地が必要な企業の場合は、事務所機能のみを那覇に設置し、工場などの広大な敷地は郊外に立地することが多くなっています。取引先や金融機関、顧客などへの対応しやすい場所として、那覇市が選ばれることが多いのも特徴です。

国や県の出先機関や主要な金融機関などの本社機能も那覇市におかれることが多いため、それに付随する企業や事業所なども近くに点在することになっています。最近は、再開発により都市化が著しい那覇新都心地区にも多くの企業や行政機関が進出していますが、ゾーニングが適切に行われていないことや、交通機関などの便も那覇市中心部(泉崎、久茂地・牧志地区など)に比べると良くないことを理由に、まだ都市機能が移転するまでには至っていません。しかし那覇新都心地区はこれから発展する可能性を秘めたまちとして注目されています。

那覇市に本社がある主な企業

那覇市は観光業の中心でもありますが、ビジネスの中心地でもあります。国や県の出先機関のほかにも、那覇を拠点にして経済活動を行っている企業はたくさんあります。その業種は多岐に渡り、金融系は「琉球銀行」「沖縄銀行」「沖縄海邦銀行」などの地元銀行のほかに「みずほ銀行」「日本銀行」の那覇支店があります。ほかにも「沖縄セルラー電話」「ウィルコム沖縄」「CSKコミュニケーションズ」などの通信・情報サービスを含むIT関連業、沖縄の総合商社である「国場組」などがあります。

沖縄市場への窓口

他府県に本社を持つ企業も支社や事業所などを設置する場所として、那覇市は人気があります。前述のように交通の便が良く、政治経済・文化の中心であること、関連する行政機関や取引先企業や顧客サービスの面からも那覇市に事業所を設置することは便が良いとされているからです。また各都道府県に支社や事業所展開をせずに、日本全国をブロック分けした上で事業所を配置している企業でも、沖縄には独立した事業所を設置することが多いのも特徴です。これは顧客サービス対応のための窓口的役割を重視した場合、沖縄県の場合は島嶼県という側面を持ち、他の都道府県に比べて広い範囲をカバーしなければならないこと、他府県からの移動が空路使用が必須で、交通費負担が大きすぎることなどの理由があるようです。

逆に沖縄県内離島に本社機能や製造工場などを持つ企業は、那覇市に「アンテナショップ」のような窓口的な事務所を設置する場合も多く、那覇市は沖縄から他府県向けへの窓口でもあり、沖縄から他府県をつなぐ架け橋のような役割を担っています。